高圧ガス製造保安責任者(乙種機械)受験談

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今回は乙種機械高圧ガス製造保安責任者の受験談を書いていきます。

目次

高圧ガス製造保安責任者とは

高圧ガス製造保安責任者ってどういう資格なの?

高圧ガスを取扱う事業所(化学、石油プラント等)において、
保安業務を行うのに必要な資格だよ。
高圧ガスの取扱いは一歩間違えれば大事故に繋がるから、一定の知識が必要なんだ。
だから保安業務を行うには免状保持が法律(高圧ガス保安法)により定められているよ。

高圧ガス製造保安責任者の種類

資格の種類は9つに分けられているよ。

え、そんなに種類があるの!?

施設の規模などによって必要となる資格が変わってくるよ。

  1. 甲種化学
  2. 甲種機械
  3. 乙種化学
  4. 乙種機械
  5. 丙種化学(液化石油ガス)
  6. 丙種化学(特別試験科目)
  7. 第一種冷凍
  8. 第二種冷凍
  9. 第三種冷凍

製造施設の規模や取扱うことが出来るガスの種類で分類されています。

大まかに分類すると

1.2.甲種化学、機械
 主に製造に関わる保安の統括的な業務を行うのに必要な資格です。
 製造施設の規模、ガスの種類に制限が無いので全ての法定責任者に専任することが
 できます。

3.4.乙種化学、機械
 主に製造に関わる保安の実務的な業務を行うのに必要な資格です。
 ガスの種類に制限はありませんが、製造規模によって一部法定責任者に専任することが
 できません。

5.丙種化学(液化石油ガス)
 LPガスの製造に関わる保安の統括的又は実務的な業務を行うのに必要な資格です。
 製造設備の規模、ガスの種類によって一部法定責任者に専任することができません。

6.丙種化学(特別試験科目)
 製造に関わる保安の実務的な業務を行うのに必要な資格です。
 製造施設の規模、ガスの種類に制限はありませんが保安係員にしか専任できません。

7.第一種冷凍
 主に大型の冷凍空調機器がある施設で、製造(冷凍)に関わる保安の統括的又は実務的な
 業務を行うのに必要な資格です。
 冷凍能力の規模、冷媒ガスの種類に制限がありません。 

8.第二種冷凍
 主に中型の冷凍空調機器がある施設で、製造(冷凍)に関わる保安の統括的又は実務的な
 業務を行うのに必要な資格です。
 冷媒ガスの種類に制限はありませんが、冷凍能力の規模に制限があります。

9.第三種冷凍
 主に小型の冷凍空調機器がある施設で、製造(冷凍)に関わる保安の統括的又は実務的な
 業務を行うのに必要な資格です。
 冷媒ガスの種類に制限はありませんが、冷凍能力の規模に制限があります。

化学と機械に分類されていますが自分が得意な分野を受験した方がいいです。
私は材料工学の学習した経験があったので、機械を受験しました。

受験パターン

この資格って誰でも取得できるの?

誰でも受験できるよ。
講習会→科目免除で国家試験を受験もしくは、
科目免除無しの国家試験を受験するパターンがあるよ。

受験科目は「学識」、「保安管理技術」、「法令」の3つです。
全ての科目で6割以上正解で合格になります。
一科目でも落とすと不合格になってしまいます。
出題形式は択一式若しくは記述式です。(乙種は全て択一式です。)

私は講習会を受講し科目免除を得てから国家試験を受験しました。
科目免除になると学習負担も軽減されるので、講習会を受講するのがオススメです。

講習会受講→科目免除国家試験パターン

高圧ガス保安協会が主催する講習会は春と冬の年2回開催されます。(冬開催は一部の資格と開催地のみ)
講習会は3日間あり各科目の勉強を行います。
講習会ではテキストを使用しますので、購入若しくは過去に受験した人から借りて準備しましょう。
講習会は長く眠くなってしまいますが、重要な内容もありますので頑張りましょう。
講習会が終了したら約1ヶ月くらいで検定試験がやってきます。
「学識」、「保安管理技術」の二科目を60%以上正解で合格となります。
検定試験に合格したら、秋の国家試験は「法令」のみとなります。

一発国家試験パターン

国家試験は毎年11月の第2日曜日に開催されます。
「学識」、「保安管理技術」、「法令」のフルパターンになります。
こちらは3科目受験なのでなかなか大変になります。

検定・試験対策

科目が多くてなかなか大変そう。

しっかりと学習しておけば大丈夫だよ。

「学識」

おそらく皆さんが苦手としているのは「学識」ではないでしょうか。
学識では計算問題が出題される科目でもあります。(法規でも処理・貯蔵量の計算は出題されます。)
計算以外の問題で点数を稼ぐとなると、ほぼ完答しなければ合格の6割には届きません。
ですので、苦手であっても計算問題も学習する必要があります。
私がオススメする教材で高圧ガス保安協会より出版されている、「よくわかる計算問題集」というものがあります。
こちらは、計算過程などが丁寧に書かれておりオススメです。

あとは過去問題集をメインにテキストで補完していけばいいかと思います。
検定試験を受ける方は、講師の方が重要と言った項目について重点的に学習しましょう。
そこから出題される可能性が高いです。

「保安管理技術」

プラントなどの現場で働いている人だと、聞き慣れた言葉も多く学習しやすい項目になるかと思います。
こちらも過去問題集とテキストを中心に学習していくのが良いかと思います。

検定試験を受ける方は「学識」と同じく、講師の方が重要と言った項目について重点的に学習しましょう。
そこから出題される可能性が高いです。

「法令」

「法令」については、過去問題集を中心に学習していけば大丈夫かと思います。
計算問題も少ないですが出題されますので、公式も覚えておけば安心です。

最後に

以上、私が受験した時のことを記載しました。
きちんと学習させすれば合格できます。
毎日コツコツと積み上げて行きましょう!

ありがとうございました。

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